「気になって、夜も眠れなくて。耐震の工事することしたんだ。」
何年か前に、市の簡易診断して大丈夫って言われたのに、今度、市の詳細の診断したら数字が全然違って、どうなってるんだと。連絡があって、伺うと、東日本大震災後、家のことが、気になって気になって仕方がないとTさん。
「耐震診断には、簡易と詳細があるんだね。こんなに数字が違うと不安になるよ」資料を見せながら訴える。
昭和56年前のマルトミで建てたお宅でしたが、三鷹市の助成を受けて耐震工事をすることに。診断は、三鷹市の設計士さん。
「工事は、やっぱりマルトミにお願いしたい」とお話しいただき工事に。
職人さんたちは、「懐かしいな―この家。自分が張ったタイルだよ。」「この屋根、覚えてる」と。次々懐かしがって。
始める前は、家がいつつぶれてもおかしくないくらいの不安があったTさん。
解体が始まって、家の基礎や、天井裏が見えてくると、安心されて「やらなくてもよかったかもの」「そおー」とつぶやく奥様と、振る舞い酒を出してくださって、気合の入いって。
職人さん「ここは、あの大工のIさんが入ったんだよね。道理でしっかりやってある。壊すの大変だよ」と。
先輩の仕事を垣間させて頂いた感じです。
今回の耐震工事は、 1階1間と 2階1間を、床、天井、壁をはがし、基礎を補強、筋違足し、金物で補強。
耐震工事 基礎補強と壁補強、屋根の改修が主。 ほかに家具の安心ラッチの取り付けなどがあげられます。公的な助成金を利用するか、しないかと、助成金の出る築年数があります。基本的には、金額の大きな工事になってしまうので、予算を決めて、できることをさせて頂くといった方法を取ることも多いです。
Comments